警告
●この保護メガネは、遮光めがねではありません。まぶしい光(強いLED光等)のもとでの作業、溶接作業、溶断作業、レーザー光による作業、または放射線取り扱い作業などには使用しないでください。このような状況下で使用された場合、視力の低下や喪失を招く危険性がありますので、用途に適した保護具を使用してください。
●この保護めがねは、スポーツ、レジャー、娯楽(例:サバイバルゲーム、射撃)などの目的には使用しないでください。
●この保護めがねを分解したり、改造しないでください。
●これらの他にも、誤った使い方をしますと、けが、視力の低下や失明など、重大な事故につながる恐れがあります。
1.機能および性能
●この保護めがねは、飛来物、浮遊粉じん、薬液飛沫などから使用者の目を保護するために使用するものです。
●この保護めがねは、日本産業規格JIS T 8147「保護めがね」の規格品です。
●テンプル角度・長さ調整などの機能のあるものについては、着用者の用途に合わせて適宜調整してください。
2.使用前点検 使用前には必ず点検を行い、下記の異常がないことを確認してください。
●フレームの損傷、変形 ●レンズの傷、ひび割れ、汚れ ●テンプルの傷、ひび割れ
万一異常が認められた場合は、使用を止め、速やかに交換してください。
3.使用上の注意
●耐衝撃性能(JIS T 8147)の基準を満たしたレンズを使用していますが、基準以上の衝撃が加わると割れが発生することがありますので、ていねいに取り扱ってください。
●保護めがねを使用中、フレームの損傷、変形、レンズに傷、ひび割れなどが発生したり、異常を感じた場合は、ただちに作業を中断し、新しい保護めがね、あるいは新しいレンズと交換してください。
●油や薬品等を使用する作業では、保護めがねの劣化が早まることがあります。
●衝撃の大きさなものが飛来するところでの作業、薬液などが連続して飛来する所での作業、高温、高熱にさらされる作業では、保護めがねの着用のみならず、防災面など他の保護具もあわせて使用してください。
●保護めがねの掛け外しは、両手でテンプルを持って行ってください。片手でめがねの掛け外しを行うと、形くずれやゆるみ、破損の原因になったり、テンプルの先端で目を突いたりする危険があります。
●保護めがねを外す際は下を向いて外してください。正面を向いて外すとフレームに付着した埃などが目に入る恐れがあります。
●肌が非常に敏感な方は、肌とフレームの接触、あるいは肌と粉じんとの摩擦によりアレルギー反応が出る恐れがあります。このような事態が発生した場合はただちに使用をやめ、専門の医師などに相談してください。
4.保守および洗浄の方法(洗浄上の注意)
●防曇レンズが汚れた場合には、毛の立たない柔らかい布で拭いてください。水洗い、水分を含んだ布で拭くと防曇性能が低下することがあります。
●フレーム、テンプル等に汚れ(油や整髪料など)が付着した場合は、破損の原因になりますので、拭き取ってください。
●シンナーやアルコール、ベンジン等の有機溶剤や薬品による洗浄はしないでください。
●消毒が必要な場合は、水道水で薄めた0.1%の塩酸アルキルジアミノエチルグリシンなどの消毒液をご使用ください。
●保護めがねの品質劣化を防ぐため、ケースなどに入れて保管してください。
●高温、極低温、多湿、直射日光の当たる場所、有機溶剤を使用する場所を避けて常温の室内で保管してください。
5.交換時期
下記の状態が確認されたら、使用を止め、速やかに交換してください。
●レンズに多数の傷や落ちない汚れが付着し見難くなった時。
●テンプルに傷やひび割れ発生した時。
●テンプルやレンズ枠の下側が傷状になった時。(顔面摩擦傷の原因となる恐れがあります。)
防曇レンズについての注意
●防曇レンズは絶対に曇らないレンズではありません。連続して長時間使用した場合や強い発汗を伴う作業中においては、曇りが発生する場合があります。このような曇りが発生した場合には、作業を中止して保護めがねを外し、空気を入れて乾燥させるなど、しばらく時間をおき、曇りがとれてから再び使用してください。
●超音波洗浄で防曇レンズを洗うと、コーティングに損傷を与えることがあります。
●保管状態によってはコーティングの働きでレンズの表面が白っぽくなったり、べたつきが生じたりする場合があります。これは防曇剤の働きによるものです。その場合は、めがね拭きか柔らかい布で軽く拭き取ってご使用ください。