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災害時のトイレ問題

災害時のトイレ問題

避難生活の意外な盲点。トイレ問題。「毎日出る排泄物とどう向き合うか」
ただでさえストレスフルな避難生活を少しでも清潔に、快適にする便利アイテムをご紹介します。

  • 1日5回1日5回
    人は1日5回排泄をすると言われています。水洗トイレが使えない状況では、衛生環境が悪化することは火を見るより明らかです。
  • 衛生的環境衛生的環境
    不特定多数の人が限られたトイレを使う環境で、いかにして清潔に、便利に、プライバシーを保持することができるのか。課題は山積みです。
  • 汚物処理汚物処理
    すぐに処理できない排泄物が日を追うごとに、嫌な臭いを発し、保管場所も必要となってきます。避難生活のストレスを軽減するためにもケアが必要です。

災害発生時、水洗トイレが機能を停止すると、汚物が流れず臭いや衛生面でトイレ環境が急激に悪化します。
また、交通網や物資不足も重なり、仮設トイレの設置に時間を要することが多々あります。
東日本大震災では、発災から数日で、トイレが汚物の山になり、劣悪な衛生状態になったところも少なくなかったそうです。
「災害時にはトイレが使えない」ことを念頭において、事前準備を進めましょう。

災害時に役に立つ簡易トイレ・災害用(非常用)トイレの選び方

災害時に、トイレは大きな問題になります。災害用の簡易トイレ・災害用(非常用)トイレを選ぶときに役に立つ選び方を紹介します。

便器で使えるトイレ袋と簡易トイレを準備しておくこと

大規模な災害が発生して断水してしまったとしても、トイレ便器を使えることを想定して便器にセットして使える排泄袋が必要です。また、トイレ便器が使えなくなったとしても組み立てて作れる簡易トイレを準備しておけば安心できます。両方準備することで排泄行為で困ることを最小限にすることができます。何日続くのか分からない状況に備えて施設や家庭で必要になる十分なトイレ袋を備蓄をしておくことが重要になります。

ニオイが漏れにくい・破れにくい保管できる袋を選ぶこと

災害時は衛生面を考えて使用済みの汚物袋の臭い対策をしっかり実施するべきです。トイレ袋は丈夫で密閉できる消臭効果が高いものを選びましょう。凝固剤とセットなものがあればより万全でコンパクトに捨てることができます。また、ライフラインが復旧するまでの間、毎日増え続ける汚物袋をまとめて保管できる汚物用の圧縮保管袋があればスペースを最小限にとどめることができます。

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